「あきひめ」は昔ながらのいちごですが、中にはおいしくないと感じる人もいるようで・・・
私は西の出身なので、実は「あきひめ」を食べたことがありません。
あきひめは東海地方周辺と東の方でしか栽培されていないようなんです。
そこで今回は東に住んでいる、「フルーツ食べ放題を数多く経験している美食家&グルメのれもんさん」にあきひめを食べてもらいました。
あきひめはおいしくないのか?真相に迫っていきます!
章姫(あきひめ)はおいしくない?
あきひめはおいしいとおいしくないという人に分かれるようですが、真相はどうなのでしょうか?
食べたのは2月中旬です。
フルーツ食べ放題によく行く美食家れもんさんの感想
れもんさんの感想を聞いてみました。
おいしそうな赤いいちごですね!
ちょっと長めの三角形または四角のような形をしています。
半分に切ると中は白いですね。
みずみずしい感じがします。
さあ、実食した感想は・・・
- 旦那さん⇒やわらかい、水っぽい、あまり好きじゃない
- 息子さん⇒甘い、普通のいちご
- 娘さん⇒やわらかいけどそんなに甘くない、まあ美味しい
そしてれもんさん本人の感想は
- いちごのあまい香りがスーパーに置いてあるときからしていた
- おいしいけど柔らかすぎて水っぽい
- 赤い色はきれい
- 先っぽは甘い
- 真ん中が水っぽい
- 白いところがある方が美味しいというけど、全体が赤いのと比べて違いが分からなかった
- とちおとめよりは好きかも
- とにかく水っぽい
これを見て分かる通り、水っぽいというのがストレートな感想のようです。
香りはすごくあるのに、甘みがあまりなくさらに水っぽい。
かたくて酸っぱいとちおとめと比べると美味しいけど、やはり甘みが足りなくて物足りないといったところでしょうか。
今回は702円であきひめを買いましたが、この値段ならもう買わないということでした。
X(旧Twitter)での評判
Xでの評判は
と評判も上々ですが、あきひめは3月を過ぎると急に味が落ちる説があります。
下手のところがちょっと白いくらいの時が美味しい
あきひめは全体が真っ赤になってしまうと水っぽくなっておいしくなくなってしまうんです。
気温が上がるとどうしても早く赤くなってしまうからなのでしょうか。
ヘタのところがちょっと白いくらいの時がおいしいのだそうです。
気温が高いと鮮度の低下がすすむ
また収穫後も気温が高いと鮮度の低下が早く進んでしまいます。
冷蔵保管が推奨されていますが、あまり日持ちのいいいちごではないので早めに食べることがコツです。
育て方が難しい
これは農家さんの事情ではありますが、間引きがうまくいかなかったりすると味が落ちてしまう特徴もあるそうです。
ですが収穫量が多いですし、根強い人気がある品種なので多く育てられていますが、ちょっと失敗するとおいしくなくなってしまうのだそう。
あきひめはいちごの中でもかなり繊細ないちごなんですね。
章姫(あきひめ)と紅ほっぺの違い どっちがおいしい?
あきひめと紅ほっぺはどっちがおいしいのでしょうか?
れもんさんの話からすると、「あきひめ」の方が「とちあいか」よりもおいしいということでした。
そして私が食べた結果、「とちあいか」の方が「紅ほっぺ」よりもおいしいと思ったので、合わせると
「あきひめ」の方が「紅ほっぺ」よりもおいしい
ということになります。
紅ほっぺは「あきひめ」と「さちのか」を交配してできた品種なので、いわばあきひめの子ども。
あきひめの実がやわらかく、流通に向いていないことから、流通に強く実がかたい紅ほっぺが開発されたのだそうです。
いちご狩りで食べるとまた違った味わいなのでしょうか?
見た目
あきひめ | 紅ほっぺ | |
形 | 細長い | やや長い |
色 | うすめの鮮やかな赤 | しっかりとした鮮やかな赤 |
あきひめが細長い見た目なのに対し、紅ほっぺは丸っこい形をしています。
またあきひめは実の色が薄いですが、紅ほっぺは黒っぽい赤に近い赤で、さちのかの見た目を引き継いでいるようにも見えます。
あきひめはその細長い形がクリスマスケーキには不向きと言われていますが、紅ほっぺはまさにクリスマスケーキに乗っている形の典型的ないちごの見た目です。
味・甘み
あきひめ | 紅ほっぺ | |
味 | 酸味が少ない | 酸味がある |
甘み | とても甘い | 酸味が強いので感じにくい |
練乳 | 付けなくていい | 付けた方がおいしいかもしれない |
味はあきひめの方が酸味が少なく繊細で甘い印象です。
紅ほっぺは甘さの中にも酸味があって香りがいいのが特徴です。
紅ほっぺは酸味があるためショートケーキやジャムなどの甘いものによく合います。
ですので果物ならではの酸味が好きな人はあきひめもおいしいけど紅ほっぺの方が美味しいと言いますが、酸味の苦手な人は断然あきひめが美味しいと思うようです。
食感
あきひめ | 紅ほっぺ | |
食感 | やわらかい | かたい |
あきひめはとても柔らかく繊細ないちごで、パックの中でもつぶれていることがあるくらい取り扱いには注意が必要です。
口の中に入れると溶けるような感覚があって、いちばんおいしい時期に食べたあきひめはその甘さととろけるような食感のとりこになってしまいます。
紅ほっぺは流通に適していると言われているくらい頑丈なので、食感はかためです。
物によってはかじるとカリッというかシャリっというか、そんな感じの音がすることもあります。
しっかり食べている感があるのが特徴です。
香り
あきひめ | 紅ほっぺ | |
香り | 香りがいい | とても香りが良い |
あきひめは繊細ないちごなので、あまい香りはありますが紅ほっぺと比べるとそこまで強い香りはありません。
ですがつぶれてしまうととてもいちごの香りがして美味しいにおいがします。
紅ほっぺはそこにあるだけで甘い香りのただよういちごです。
スーパーでいちごのいい匂いがする!と思ったら紅ほっぺということはよくあります。
香りを楽しみたい方は紅ほっぺがおすすめかもしれません。
章姫と紅ほっぺならどっちを買う?
章姫と紅ほっぺの違いをまとめると
あきひめ | 紅ほっぺ | |
形 | 細長い | やや長い |
色 | うすめの鮮やかな赤 | しっかりとした鮮やかな赤 |
味 | 酸味が少ない 水っぽい | 酸味がある |
甘み | ほんのり甘い | 酸味が強いので感じにくい |
練乳 | つけなくていい | つけた方が美味しい人もいる |
食感 | やわらかい | かたい |
香り | 香りは少ない | とても香りが良い |
となっています。
どちらを買うのか?は好みによりますが、贈答用として購入するのなら断然紅ほっぺがおすすめです。
あきひめは実崩れしやすく、おとどけには向かない品種だからです。
紅ほっぺなら送った先でのトラブルも少ないので安心です。
章姫(あきひめ)の特徴
あきひめの一番の特徴は細長い形です。
他のいちごと比べるとあきらかに細長く、またヘタのところが白いうちに食べるのもあきひめならではの特徴です。
- 細長い形
- 下手の部分が白いうちに食べる
- 酸味が少なくて甘いが水っぽい
- やわらかい食感
クリスマスケーキなどに乗っているいちごは形がきれいな三角形に近く、赤が濃い色のいちごが多いですが、あきひめはケーキに乗せるには細長く、不格好になってしまいます。
また色も薄く、酸味がないのでクリームとの相性がいまいちなため、ケーキにはあまり使われないようです。
章姫(あきひめ)の糖度はどのくらい?
あきひめの糖度は9~10くらいだそうです。
際立って糖度が高いいちごというわけではなく、どちらかには糖度は低い方ですが酸味が少ないのでほのかに甘く感じるいちごです。
また、へたの方よりも先の方が甘さを感じやすいそうです。
章姫(あきひめ)の産地は?
あきひめの産地は主に静岡県です。
静岡を中心に愛知や滋賀、鳥取や埼玉、群馬などでも作られていますし、多く流通はしていませんが西日本でも栽培している農家さんはあります。
いちご狩りに行くとそこにあきひめがあった、という話もよく聞きます。
章姫と紅ほっぺの違いを食べ比べてみよう
あきひめと紅ほっぺは種類の違ういちごなのではないか?と思えるほどに味が違います。
あきひめは繊細な甘い味、紅ほっぺは自己主張の強い酸味と甘みのバランスのいい味です。
いちごの季節は12月から5月ごろとされていますが、その中でも時期によっておいしいイチゴの種類は変化していきます。
いちばんおいしいイチゴを大切な方に贈りたい!という場合は、蝶結びというお店がおすすめです。
その時、その時期に一番おいしいイチゴを選んで送ってくださいますし、チャットで商品について店主の方と相談もできるんですよ。
ぜひ見てみてくださいね!
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