私たちにとって白ぶどうと言えば皮が緑色のぶどうのことで、皮が緑色のブドウはマスカットだから白ぶどうとマスカットって違いはあるの?同じものじゃないの??と思ってしまいますよね。
たしかにお店で見かける緑色のぶどうはマスカットですし、白ぶどうというのはコンビニで売られているぶどう味のお菓子などによくつけられている名前です。
白ぶどうもマスカットも同じでもいいような気がしますが、厳密には
- 白ぶどう・・・白ワインの原料となるぶどう
- マスカット・・・マスカット臭のするぶどうで色は緑から黒までさまざま
という違いがあります。
詳しくみていきましょう。
白ぶどうとマスカットの違いとは?
白ぶどうとマスカットはカテゴリーが違います。
イメージとしてはこの図のような感じです。

白ぶどうはマスカットとは違いますが、白ぶどうの中にマスカットと呼ばれるものもあります。
白ぶどう・・・果皮が緑色で白ワイン(白葡萄酒)の原料になるぶどう
マスカット・・・ぶどうの品種 白だけでなく黒い色のものまでさまざま
白ぶどうの品種
白ぶどうとは白ワインの原料になっているぶどうなので外国のブドウがほとんどです。
そしてぶどうの名前がそのままワインの名前になっているものもあります。
- シャルドネ
- ソーヴィニヨンブラン
- リースリング
- セミヨン
- ヴィオニエ
- マスカット・オブ・アレキサンドリア
- ミュスカデ
- マカデオ
ほか多数
(引用:キリンHP)
シャルドネやソーヴィニヨンなどは、ワインのことに詳しくない人でも一度は聞いたことのある名前なのではないでしょうか。
こうやって見ると、スーパーでは見かけたことの無いぶどうの名前が多いですね。
マスカット・オブ・アレキサンドリア・・・日本のマスカットの1つですがワインの原料にもなります。
マスカットの品種
日本で「マスカット」というと、先ほどの「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を指すことが多いです。
そして人気のシャインマスカットはマスカットと多品種の交雑種ですが、マスカットと呼ばれています。
- マスカット・オブ・アレキサンドリア
- ローデ・ハネポート
- ネオマスカット
- 甲斐路(かいじ)
- マスカット甲府
ほか多数
そしてマスカットから派生した品種(マスカットとほかのぶどうを掛け合わせた交雑種)もマスカットと呼ばれています
- シャインマスカット
- マスカット・ベリーA
- ニューヨークマスカット
など
シャインマスカットは白ぶどう?
シャインマスカットのワインも作られているので、シャインマスカットも白ぶどうの1つです。

白ぶどうとマスカットには厳密な違いはありますが、今の日本では「マスカット=白ぶどう」という認識の方が多いのではないでしょうか。
そして「マスカット=白ぶどう」というのも間違いではなさそうです。

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