ポンカン、デコポン、みかん、たんかん、いよかん、ぶんたん・・・どれがどう違うんだーーー!!!頭がごちゃごちゃするぞー!!!
と思われるかもしれませんが、 ポンカン、デコポン、みかん、たんかん、いよかん、ぶんたんはそれぞれ全く違うみかんです!!!
大きさも違うし味も違うし、季節も違うんです!!!
ビックリマーク書きすぎました。
ポンカン、デコポン、みかん、たんかん、いよかん、ぶんたん それぞれの違いについてご説明していきますね。
ポンカン、デコポン、みかん、たんかん、いよかん、ぶんたん の違いを表で見てみよう
ポンカン、デコポン、みかん、たんかん、いよかん、ぶんたんの違いをざっくりと表で表してみます。
ポンカン | デコポン | みかん | タンカン | いよかん | ぶんたん(土佐) | |
時期 | 1月~3月 | 2月~4月 | 10月~1月 | 2月~3月 | 1月~3月 | 1月~4月 |
大きさ | 7cm | 8cm | 6cm | 7cm | 8cm | 15cm |
皮のかたさ | みかんよりちょっと固い | 厚く少し硬いが手でむける | 薄く手でむける | 薄く硬いが手でもむける | 厚いが手でむける | 分厚いが手でむける |
果汁の量 | 少ない | 多い | 多い | とても多い | やや多い | 少ない |
甘み | とても甘い | とても甘い | 甘い | とても甘い | 甘い | すっきりとした甘さ |
酸味 | ほぼない | とても少ない | 少ない | ある | 少しある | ある |
表で見てみると、
- みかん(10月~1月)
- ポンカン(1月~3月)
- 伊予柑(1月~3月)
- デコポン(2月~4月)
- タンカン(2月~3月)
- 文旦(1月~4月)
この順番で市場に出回ってくるのが分かりますよね。
また出回る時期が春に近づくほど皮が分厚くなります。
間違いやすいのはみかんとポンカン、伊予柑とデコポンとタンカンだと思います。
みかんとポンカンの違いは、みかんは楕円形をしているのにポンカンはみかんよりちょっとぷっくりとした形をしていることです。
ポンカンの方が皮の艶があって、ちょっと固そうに見えます。
伊予柑とデコポンは、まさにでべそのようなデコがあるかどうかで見分けがつきます。
タンカンは伊予柑やデコポンに比べると皮が薄くて、ちょっとお肌の色つやの悪い感じがするのでこの3つの中では一番見分けやすいと思います。
ポンカンとデコポン(不知火)の違い
ポンカンは、デコポンの親に当たります。
デコポンは「清見」というみかんと「ポンカン」を掛け合わせて生まれたみかんです。
でも見た目や味は全く違います。
ポンカンは見た目はみかんにそっくりだけど中に種があり、ちょっと酸味があるのが特徴です。
デコポンはみかんよりも大きくてヘタのところが「デベソ」みたいに膨らんでおり、見た目は伊予柑に近い感じもします。
味はデコポンの方が全体的に上品で、値段も高級です。
甘みはポンカンの方があるし小さくて食べやすいので、ポンカンの方が好きという人もいます。
私は断然デコポン派です。
ポンカンとデコポンはだいたい時期が同じですが、大きさや見た目が全く違うのでどっちがどっち?と間違うことはまずなさそうですね。
ポンカンとみかんの違い
ポンカンとみかんは、見た目こそ同じように見えて見分けるのがまあまあ難しいですが、皮を触ったり食べてみるとよくわかります。
ポンカンは皮がつるっとしていて、ちょっとヘタのところが出っ張っているような感じがします。
でもお店で売られているものをパッと見ただけで、みかんかポンカンか見分けのつく人はなかなかいないのではないでしょうか。
そしてポンカンは房の中に丸っこい種があるものが多いです。
酸味はほぼなく口当たりも硬め、みかんを想像して食べると「あれ?」って思うことが多いです。
果汁は少ないですが酸味がなくて甘みが多いので、なんかおいしい・・・と思ってしまうのがポンカンです。
1月下旬ごろに「あ、みかんだ!」と思って買ったらポンカンだったという経験をされた方は多いのではないでしょうか。
みかんは10月から1月ごろが時期ですが、ポンカンは1月から3月なので、1月には同時に販売されていますので間違えないように気をつけてくださいね。
ポンカンとタンカンの違い
ポンカンとタンカンの違いと書きましたが、実は私はタンカンを食べたことがありませんでした。
というのも、私は愛媛に住んでいるんですが、タンカンは沖縄、鹿児島、宮崎で生産されているみかんで、わざわざネットで買わないとお店ではほとんど見かけないからなんです。
愛媛はみかん王国なので、たいがいなんでもみかんは売っているんですが、タンカンは見たことがないんです。
今年こそは食べてみようと思って楽天で注文しました!
それがこちら↓
ポンカンとネーブルオレンジの掛け合わせから生まれたというたんかん。
持ってみると結構ずっしりとして皮の硬そうなみかんです。
ポンカンよりもネーブルオレンジの形質を遺伝しているのかな?というくらい硬いです。
ので、切って食べました。
皮からちょっと独特の香りがします。
せとかほどではありませんが、芳香剤のような香りです。
1個のたんかんに1~3個くらいのまん丸いポンカン譲りの種が入っています。
食べてみると、酸味は少なく、甘みがあって実がプルプル。
南国系の香りが皮からしますが、とにかく柔らかくてプルプルで甘いみかんです。
紅まどんなと比べても味が濃くて、紅まどんなが好きな人は絶対好きだと思います。
ただ、皮から独特の香りがするので皮をリンゴのようにむいて食べました。
すぐに皮が黒くなってしまうデメリットがあるそうですが、九州沖縄地方以外にはなかなか流通しない希少なみかんだそうです。
このたんかんもなんと、屋久島から送られてきました!
ポンカンは1月から3月が時期ですが、タンカンは2月~3月と時期が短いのも希少性をアップさせている気がしますね。
これは本当においしかったので、機会があったら食べてみてほしいです。
ポンカンといよかんの違い
ポンカンと伊予柑は全く別物のみかんです。
ポンカンとみかんは見た目がそっくりなのに対して、いよかんはポンカンと比べてかなり大きくて皮も分厚いです。
ポンカン | いよかん | |
皮 | 手でむける | 手でむけるがムッキーちゃんが便利 |
果汁 | 少ない | とても多い |
甘さ | 甘い | 甘い |
酸味 | ない | ある |
いよかんの皮自体はやわらかく手でむけて、実もかなり柔らかくジューシー。
皮をむくときに手から果汁が滴ってくるほどです。
実の色もいよかんの方が多少黄色に近い色をしています。
ポンカンは房のまま食べることができますが、いよかんは房の周りの皮がかたいので向いて食べる方がおいしいです。
いよかんは主に愛媛県で生産されていて、なんと日本の在来種。
ポンカンといよかんは一度食べたら忘れないくらいの違いがあるので間違いにくい2つです。
またポンカンもいよかんも同じ1月~3月に市場に出回るので、食べ比べしてみてくださいね。
ポンカンと文旦の違い
ポンカンと文旦も見た目から全く違うので間違いにくい2つです。
ポンカンは見た目がみかんにそっくりですが、文旦はグレープフルーツのように、黄色で大きな形をしています。
文旦の皮は驚くほど分厚く、手でむくのは至難の業。
文旦はみかんと夏みかんだったら夏みかんに近く、すっきりとした酸味とほんのりとした甘みが特徴です。
時期もポンカンは1月から3月なのに対して、文旦は1月から4月です。
文旦はものによっては秋に収穫されるものもあったり、ハウス栽培は冬にも出回っているので1年中みかけることがあるかもしれません。
ポンカンの味の特徴は?甘い?
ポンカンはみかんと比べると果汁が少なめですが、とても甘くておいしいみかんです。
みかんだけを食べているときはみかんの酸味に気が付くことがなく、甘くておいしいなと思って食べるんですが、
ポンカンと比べてしまうとみかんって酸っぱい!と感じてしまうほど、ポンカンは甘いです。
時期が終わりかけのポンカンはちょっとというか結構おいしくないので、セール品には気を付けた方がいいと感じています。
酸味のある果物が苦手な人はポンカンが好きだと思います。
紅まどんなやはれひめも甘くておいしいということで有名でお歳暮などによく使われるんですが、紅まどんなもはれひめも酸味がありますから
酸っぱい酸っぱい・・・と思ってみかんを美味しいと思えない方はぜひポンカンを試してみてくださいね。
また甘さを追い求めるなら「みはや」というみかんは絶品です。
酸味が苦手な人はぜひ「みはや」を食べてみてください。
みはやの味とかどんなみかんなのか?を書いた記事もご覧ください。
きっと感動すると思います。
(注:みはやは12月ごろのみかんで希少品種です。売っていても来年の予約販売であることもあるのでHPをよく読んで購入してください)
ポンカンの旬の時期
ポンカンの旬の時期は12月から3月と言われていますが、本格的に市場に並ぶのは1月ごろからです。
1月にたくさん出荷されて、1月下旬から2月ごろにお店でも多く見かけるようになります。
静岡では4月ごろまでポンカンが収穫されるので、関東の方では4月ごろまでポンカンを食べることができるようですが、西の方は3月ごろまでなのでその時期からポンカンは見かけなくなってきます。
一番おいしいポンカンを食べるなら1月下旬から2月ごろのポンカンをおすすめします。
ポンカンは主に愛媛で生産されていて、熊本、和歌山、静岡と続きます。
おいしいポンカンの選び方とおすすめの通販
ポンカンは、何も考えずに手に取ると中身がスカスカのハズレポンカンに当たってしまうことがよくあります。
おいしいポンカンをゲットするには
- 持って比べて重いものを選ぶ
- 大玉でなく小さい玉のもの(LではなくSやM)を選ぶ
- ハリの良いものを選ぶ
- オレンジ色の濃いものを選ぶ
- ワックスのついていないものを選ぶ
- お尻のへこみが小さいものを選ぶ
これらに当てはまるものを選んでみてください。
果物はどれでも、持ってみて重いものの方が中の果汁が詰まっていておいしいです。
またみかん類はどれでも、大玉ではなく小さい玉のものの方が甘みと酸味がぎゅっと詰まっていて、味ボケしていないためおいしいです。
そして色の濃いものは新鮮なものを示していて、お尻のへこみや全体のハリは中の果汁がたくさん入っているかどうかの目安になります。
またワックスがついているとみかんが呼吸できなくなるため、味が落ちる速度が速くなります。
なので、
ハリがあってお尻のへこみが小さく色の濃い重くて小さいポンカン
を選ぶとおいしいポンカンを食べることができます。
おいしいポンカンは楽天やアマゾンなどで農家直送のものを購入することをおすすめします。
お店で買うとハズレポンカンに当たってしまうこともありますが、ネットで農家直送のものを注文すればおいしい新鮮なポンカンを送ってもらえますよ。
ぽんかんはふるさと納税でも人気
ぽんかんはふるさと納税でも人気です。
ふるさと納税の1品にぜひポンカンも加えてみてくださいね。
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