みはやみかんの食べ方は諸説ありますが、私のおすすめはみかんのように普通にむいて食べる食べ方です。
スマイルカットにすると内袋の皮が意外と分厚くて口の中に残りすぎて、呑み込めないほどだったのと
種が多くて気になって肝心の味が味わえないほどだったことです。
また味はとても甘く、小原紅早生とどっちが甘いのかな?と思うほどでした。
この希少な柑橘であるみはやみかんについて食べ方や味、特徴についてもう少し詳しくご紹介していきます。
みはやみかんの食べ方
みはやみかんは普通にむいて食べてください。
見た目がかたそうなので切って食べたくなるし、切って食べてもいいかな~と思いがちなんですが
この3つを色んな切り方をして食べてみたところ、普通にむいて食べる食べ方が一番おいしく頂けました。
みかんに比べると果汁が少なく種があるので実が崩れがちではありますが、内袋も比較的むきやすいです。
内袋のついたまま食べてもおいしかったです。
内袋が食べられるならと思ってスマイルカットしてみたんですが、内袋が意外と分厚くて種がボロボロ出てきて
結局汁を吸うみたいな食べ方になってしまったので、普通にむいて食べる方法をおすすめします。
みかんなので種があるのは普通のことなのかもしれないのですが、内袋があまり薄くないし種が1房に1個はあるし
かといってグレープフルーツのように半分に切ってスプーンでとって食べるには小さくて・・・
まあはっきり言ってしまうと食べにくいみかんです(笑)
みはやみかんの味と特徴
みはやはとにかく甘い味で種が多いのが特徴です。
見た目に濃いオレンジで、これっておいしいのかな・・・と思うほどの色をしているんですが、食べてみると外側のオレンジ色を裏切らない濃厚な味です。
酸味はまったくなく、あえて例えるならポンカンがもっと甘くなったような味がします。
おいしいのですが、みかんにしては酸味が少ないというか少なすぎるので、みかんを期待して食べると「ん???」と思うかもしれません。
左:みかん 右:みはや
中の白い筋も分厚くて取りにくかったです。
果汁はみかんに比べると少なくて、ポンカンと同じくらいかポンカンよりも少ないかというかんじです。
果汁でじゅわっと美味しいというよりは、食べてみてちょっとシャクシャクしているというかんじでしょうか。
大きさはポンカンやみかんよりも少し大きくて、いよかんよりは小さいくらいの、中くらいの大きさです。
一番大きいサイズの温州みかんがまん丸になったくらいの大きさというのが一番合っているかなと思います。
みはやはどんな掛け合わせで生れたの?
みはやは、津の望(つののぞみ)とNo.1408というみかんの掛け合わせから生まれました。
と言われても???っていう感じですよね。
津の望とは、清見とアンコール(オレンジの仲間)との掛け合わせで生れたみかんで、2011年に品種登録された新しいみかんです。
見た目はみはやにそっくりで、きっとみはやの見た目は津の望譲りなのかなと思います。
もう一方のNo.1408はアンコール×興津早生の掛け合わせである『秘蔵っ子』というみかんと、清見といよかんを掛け合わせた名称不明のみかんを掛け合わせたものだそう。
つまりみはやは
清見とアンコールの特徴を多く受け継ぎつつ、興津早生といよかんの特徴ももったみかんということなんです。
体感的にはアンコールの果汁の少なさ、興津早生の甘み、いよかんの皮の感じ、清見の香りを受け継いでいるのかなと感じました。
みはやの旬の時期
みはやの旬の時期は11月から12月とされていますが、私は1月に見つけて買いました。
おそらく11月から12月の方がほどよく酸味の入ったみはやが食べられたのかもしれませんが、1月に食べてもまだ美味しく頂くことができましたよ。
みはやの産地
みはやの産地は熊本と宮崎が主になっているようですが、愛媛でも購入することができました。
日本農業機構によると、愛知、熊本、鹿児島、福岡、大分が産地とされているようですが、現在は変わってきているものと思われます。
2014年に品種登録されたばかりなので、まだあまり流通していません。
みかんをはじめとする柑橘の木は、苗木を植えて5年くらいで実ができるようになって、10年くらいでたくさん収穫できるようになります。
ですので多く流通し始めるのは2024年ごろからと考えられ、現在は6年目なのでちょこちょこ見かけるくらいの量だと思われます。
現在、みはやは熊本県産のものが主に流通しています。
多く流通し始めると味にばらつきも出てきてしまうので、これぞという味を味わいたい方は今のうちにみはやに挑戦してみてくださいね。
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