「あまおう」は実はいちごの中ではあまり甘くない種類のいちごです。
近年開発されている甘いいちごは酸味が少なく甘さが乗っているいちごが多いですが、「あまおう」は甘みもほどほどにありつつ酸味もある、バランス型のいちごと言えます。
この記事では「あまおう」を実際に食べてみて甘くないと感じた理由と、そんな甘くないのになぜ「あまおう」が人気なのか?人気の理由などについてご紹介していきます。
あまおうは甘くないの?あまおう苺の特徴をレビュー!
「あまおう」を実際に食べてみましたが、あまり甘くないなと感じました。
ちょっと写真が暗いですが・・・
あまおうは他のいちごと比べるととても赤いのが特徴的です。
- とても赤い
- 野いちごのような甘酸っぱい味
- 他のいちごとは違うあまおうならではの甘い!酸っぱい!という特徴的な味
食べてみるとこんな感想を抱きました。
半分に切ってみると
周りは赤くて中は白く、芯のような部分がまた赤く染まっています。
これがダイレクトに感じる甘みと酸味の秘密なのかな?と思わせるような見た目です。
見た目と味が一致するいちごだと思いました。
1つ言えるのは、他のいちごはいちごの味(ハイチューイチゴ味とかいちごってこんな味だよねと思ういちごの味)がしているのに対し
「あまおう」は「あまおう」の味がするんです。
何と言えば伝わるのか、もうこれは食べてみてくださいとしか言えなくて残念なんですけど、あまおうはいちごの味じゃなくて「あまおう」の味で
味が濃くてはっきりしていて、甘みが独特で、あとから酸味もしっかり効いているけど他のいちごの酸味とはちょっと違う、そんな味なんです。
「あまおう」は強烈に記憶に残る味ですし、酸味の好きな人は好きな味だと思いますので、贈り物にと考えている方はぜひ送ってみてほしいです。
また自分で食べてみたいなという方は、ちょっとお値段を奮発してでもぜひ一度は食べてみた方が良いいちごだと思うので食べてみてくださいね。
あまおうが人気の理由
あまおうが人気な理由は3つあります。
- 色が赤く粒が大きく見栄えがいい
- 生産量が多く手に入りやすい
- 福岡でしか生産されていないので稀少性が高い
あまおうは他のいちごに比べて色が赤く、形も大きいものが多く見栄えが良いのが特徴です。
またあまおうは生産量が多く、日本国内でも2位の生産量を誇っているため手に入りやすいというのも理由の1つです。
さらに、福岡県であまおうが登場した際、その「あまおう」ブランドをうまく発信することができたため、全国的に有名となり
さらに福岡県でしか栽培できない珍しいいちごという立ち位置になっていることで、希少性も加わって、誰もが一度は食べてみたいいちごという立場をゲットしたのです。
あまおうの名前の由来は?名付け親は誰?
「あまおう」という名前は「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字から名付けられたそうです。
そしてこれは名前を一般募集して選ばれた名前だそうです。
あまおうの値段
「あまおう」は高級なので福岡県外のスーパーなどでは1パック600円以上の価格で売られています。
贈答用は1パック1,000円以上です。
福岡のあまおう生産地に近い場所では、家庭用のあまおうが1パック400円前後で売られていることもあります。
あまおうのおいしい産地はどこ?
あまおうは福岡県のみで栽培されています。
ですから産地は福岡県です。
福岡県の中でもあまおうがおすすめなのは京築地区(行橋市・豊前市・京都郡・築上郡)と言われています。
ちょうど地図の青い線がある当たり一帯です。
あまおうのJAを通したブランド名は「博多あまおう」と名付けられています。
JAの基準を満たした「あまおう」はそうでないあまおうに比べて品質が安定しているため、値段は少し高めですが味にはずれがなく安心して美味しく食べられるものばかりです。
あまおうの糖度
あまおうの糖度は10~13度と言われています。
いちごの中ではあまり甘い方ではなく、甘みと酸味のバランスがとれていることや、他のいちごとは一味違う、濃い味をしていることがあまおうならではの強みとなっています。
あまおうの旬の時期はいつから?
あまおうの旬の時期は11月から5月です。
あまおうは福岡で作られているので、栃木などに比べると気候が温かいせいか、関東よりも1か月早い11月から市場で見られ始めます。
一番多く出回るのは1月から2月ごろで、甘みものって一番おいしい時期だといわれています。
暖かくなると日持ちしなくなってくるので(甘みがすぐに薄くなってしまう)3月中旬以降のあまおうは買ったらすぐに食べるようにしてください。
あまおうと博多あまおうの違いは?
あまおうの中でもJAを通して販売されるブランドあまおうのことを「博多あまおう」と言います。
「博多あまおう」は糖度や酸度の管理された、JAの基準をクリアしたいちごだけが選ばれているので、ハズレのいちごがなく必ずおいしいいちごが食べられる安心感があります。
ブランドになっているぶん少し価格は高いですが、その品質は間違いありません。
あまおうの等級
あまおうの等級は大きく分けると
の3つに分けられます。
特A
特Aは形が均一で最も大きく、粒がそろっており、色も鮮やかなものが選ばれます。
また糖度や酸度も基準をクリアしているものが選ばれています。
いちごのなかでも最高級で、贈答用として用いられるいちごの等級です。
また特Aの中でもあまおうには
- エクセレント(EX)…糖度14度以上・直径3.5cm以上・重量20g以上 見た目も美しいもの
- デラックス(DX)…糖度13度以上・直径3cm以上・重量15g以上 EXに劣らないが小ぶりのもの
- グランデ(G)…直径2.5cm以上・重量10g以上 少し傷があることもあるが水準を満たすもの
という分け方もあります。
どれを選んでも美味しいですので、用途によって選び分けてみてください。
A
いちごの等級Aは、特Aほどではないけど普通においしいいちごです。
スーパーなどで売られているいちごもAであることが多いです。
B
Bは味自体は悪くないけれど、大きさや色などの見た目にばらつきがあったり、小さいいちごなども含まれます。
ジャム用とかジュース用などと書いてあるいちごがBに含まれます。
あまおうのおいしい食べ方は?
あまおうはそのまま生で食べるのが一番おいしい食べ方です。
最近ではアイスに乗せたり、パフェやケーキに使われていることもありますね。
また冷凍してかき氷機で削って、練乳をかけて食べる「生いちごかき氷」もおすすめです。
冷凍あまおうをヨーグルトに入れるのもおいしいですよ!
ぜひいろんなあまおうを味わってみてくださいね。
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