せとかがまずいのにはいくつか理由があります。
いえ実は、私愛媛に住んでいるんですけどせとかって高いからあまり食べたことなかったんですよね。
それで今年は気合を入れて食べました。
はい、好きじゃない(笑)
せとかがまずいと思った人の理由が分かりました。
たしかに届いたせとかがもう時期外れの粗悪品だったということも多々あると思うんですよ。
せとかもみかんで生ものですし、外からの見た目じゃ分からないこともありますし。
それでもせとかがまずいと思ってしまう理由。
あんなにおいしいと言って大ファンになる人がいるせとかがまずいの一言で捨ててしまう人もいるその理由が理解できてしまったのでご紹介していこうと思います。
せとかはまずい?おいしいせとかの選び方
まずいせとかに当たってしまう理由として考えられることは3つあります。
それは
- 収穫して時間のたったせとかを買ってしまったから
- 家庭用を買ったから
- せとかが好みではなかったから
それぞれについて詳しく説明していきます。
収穫して時間のたったせとかを買ってしまった
せとかは一見、外から見るとどれが古くてどれが新しいのか見分けるのが難しいんです。
みなさんもこんな経験はないでしょうか?
「あー、そろそろみかんの時期も終わりそうだし、1回くらいは食べておくか~」と思って買ったらみかんの中身がスカスカだったり味がおかしかったり。
時期が外れて値段が安くなったみかんや、値下げシールの貼られたオレンジやグレープフルーツを買ったら、ジューシーどころかスッカスカで食べるところがなかったとか。(一部腐っていたとか)
これと同じで、せとかも収穫して時間がたつとスッカスカでしかも苦みまで出てくることがあります。
もともとがジューシーなみかんなので、オレンジみたいにスッカスカで固くなっているということはあまりないんですけど、見た目からなんとなく食べれるような気がして食べるとくっそまずい(←ほんとにこんな感想になります)
せとかの収穫時期は1月ごろから始まって3月にピークを迎えるので3月ごろに買うせとかはおいしいはずなんです。
でも、せとかは高いし希少品種で流通が少ないので、お店側であまり仕入れていなくて古いものから店頭に出していることも。
そうすると、3月なのに1月や2月に収穫されたせとかを売られてしまうことがあるんです。
また個人的には日当たりの良いところに置いてあったせとかは陰においてあったせとかよりも味が落ちるのが早いと感じています。
やっかいなことに見た目では古くなっているのが分かりません。。。
ですから、おいしいせとかを食べようと思ったら、いつ仕入れたものなのか?を確認するようにしてください。
1~2週間以内ならおいしいせとかに出会えますが、それより以前なら購入はやめて通販で農園やせとかの産地のお店から直接購入してください。
せとかの産地以外に住んでいる方は通販で農園や産地のお店から直接購入した方がはずれがなくて安心です。
家庭用を買ったから
実はせとかに限らず紅まどんななどほかのみかんにも言えることなんですが、家庭用というのはいわゆる『農協の検査基準に合格しなかったせとか』です。
せとかの検査基準とは、農協ごとに糖度や酸味、形、大きさなどの基準があって、その基準をクリアしないと農協を通しては販売できませんというものなのです。
ネットで販売されている「家庭用」とか「傷あり」「訳あり」というのは、検査基準をクリアできていなくて、ふるさと納税や贈答品に出せないものなんですよね。
大きさが小さくてクリアできないものなら味はせとかそのものでいいものであることも多いのですが、糖度が足りなかったり酸度が高すぎる場合の家庭用は、味がいまいち・・・ということもあります。
もともとある苦みの成分が甘みが足りないせいで出てきてしまうということもありえるんですよね。
普通のみかんに比べてせとかやまどんなといった交雑品種は、贈答用と家庭用で結構差があるなと私は感じていて
やはり糖度が足りない=甘みが少ない、すっぱい
ということにつながるからなのではないかと思っています。
せとかが好みではなかったから
そして3つ目の理由はせとかが好みではなかったからです。
せとかは甘くてとろけるように美味しいのが特徴なんですが、独特の香りがあります。
その香りはトロピカルというか、芳香剤に近い香りだなと私は思っていて、結構きついんですよね。
その香りが嫌いだと、どんなに味がおいしくてもこのみかんはおいしくない、いやまずい、という感想になってしまうと思うんです。
私も実はこのせとかの香りはちょっと苦手、、、もともと芳香剤が苦手でファブリーズ系も無香料を選ぶ派なんですが
結構きつめの香りで苦手です。
なのでおいしいけどもう一度箱買いするかというと、ちょっと・・・たぶん買わないですね(笑)
せとかがまずいと思った方、私がせとかよりおいしいと思った「真穴みかん」を食べてみてください。
ふつうの温州みかんなんですが、この甘さにはおどろきますよ!
せとかと紅まどんなの違い
せとかと紅まどんなは旬の時期が違うのであまり一緒に店頭に並んでいることはありません。
そのせいか、同じような感じのみかんと言われることもあるかもしれないのですが、実際並べて食べてみると結構な差があることに気が付きます。
ちょっともう紅まどんなの時期が外れてしおれてきてしまっているのですが・・・
見た目は同じように見えますし、どちらも皮が薄くてプルプル系、甘くて酸味の少ないおいしいみかんです。
でもこうやって比べて食べてみると甘さの具合も酸味も違いますし、何より香りが違います。
せとかの方がまどんなよりも甘みがあって酸味もあります。
さらにせとかの方が香りが南国系でトロピカルです。
この香りが好きかどうか?も、せとかが好きかどうかにかかっています。
一方の紅まどんなは目立った香りはありませんし、さわやかで甘く、口の中でとろけるような味わいなので万人受けするのでは?と思っています。
詳しくはこちら↓の記事でご紹介していますので、読んでみてください。
せとかの美味しい産地はここ
せとかのおいしい産地をご紹介します。
せとかは
- 愛媛
- 佐賀
- 広島
- 長崎
- 和歌山
など、日本全国のみかんの産地で栽培されています。
一番生産量が多いのは愛媛で、次いで佐賀、広島と続きます。
せとかには「ハウス栽培」と「露地物」があって、ハウス栽培のものは12月ごろから、露地物は2月ごろから3月いっぱいまでおいしくいただけます。
ハウス栽培は見た目がきれいで味も引き締まっておいしいですが、露地物のほうがお値段もお安く甘みがあっておいしく頂ける気がしています。
せとかはお値段が張るので通販だと和歌山県産のせとかが多く扱われています。(予約商品です)
家庭用は2.5㎏=6,000円くらいで購入できます。
せとか1個当たりの価格
贈答用のせとかは、1個当たり600円~1000円ほど。
家庭用のせとかは通販だと1個当たり400円~500円くらいで購入できます。
せとかの産地愛媛の地元スーパーなどでは、3個で500円くらいなので普通のみかんの8倍くらいのお値段ですし、オレンジの2.5倍くらいのお値段です。
JAの規格に合わなかったせとかは農家さんが直接袋に入れて地元の市場に売りに出しているところもあります。
愛媛県今治市のさいさいきてやにせとかの時期の2月~3月ごろに立ち寄ると、見た目はあまり立派ではないけれど、味は満点なおいしいせとかをお買い得価格で手に入れることができます。
せとかの旬の時期
せとかの旬の時期は
- 2月
- 3月
です。
時期が短いので出会える期間も短くなってしまいますが、あらかじめ予約しておくと買いそびれたりする心配もなくなります。
また2月以前にみかけるせとかは、ハウス栽培のものが多いです。
ハウスもおいしいですが、露地物に比べてお値段も高いですし、味もちょっとお上品なのでおいしいせとかを味わうためには露地物をぜひ食べてみてくださいね。
せとかは甘くない?甘くする方法とは
古いせとかはくそまずいって聞いたから旬の時期の最初にせとかを買ったのに、ぜんぜん甘くない、むしろ酸っぱい!ということがあります。
その場合は、まだ収穫したばかりでせとかの甘みが落ち着いていない可能性があります。
とくに農家さんから直送と書いてあるせとかは、収穫したばかりのものなので届いてすぐ食べると「あれ?」と思うことも。
箱買いして届いたせとかは常温なら2日くらい、冷蔵庫なら1週間くらいおいておくと甘くなりますよ。
宅急便で送られている間の気温などでも差が出るので、とりあえず1個食べてみてもう少し置いておくかどうかを決めてみてくださいね。
また家庭用を買ってしまった場合、どうしても酸味が抜けないこともあります。
納得いかなければ購入したお店に連絡してみてください。
通販をしている農家の方はいい人が多いので交換してくださることが多いと思います。
せとかが買える通販はここ
せとかは楽天などで購入できます。
このお店は配送も早くて安心です。
私は紅まどんなをみさき果樹園で毎年購入しています。
せとかがまずいと思った方、私がせとかよりおいしいと思った「真穴みかん」を食べてみてください。
ふつうの温州みかんなんですが、この甘さにはおどろきますよ!
せとかはふるさと納税でも人気
せとかは高級フルーツなので、毎年ふるさと納税を使って買っている人も多いフルーツです。
また贈答用としてふるさと納税で購入している方もいるんですよ。
ふるさと納税にまだチャレンジしたことないという方は、この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね。
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