シャインマスカットが美味しくないのには理由があります。
それは「見た目で美味しいか美味しくないか分からないから」です。
冷蔵庫に入れたままにしていた巨峰とシャインマスカット、見た目に劣化が早いのが巨峰で、シャインマスカットは1週間たってもずっとおいしそうな見た目のままでした。
それなのに食べるとやはり古くなっていておいしくない。
巨峰は見た目のままに味も劣化していくのにシャインマスカットは劣化が分かりにくいんです。
香りがなくなり鮮度の落ちたシャインマスカットはただただ甘いだけのなんか変な味のぶどうとなってしまっていました。
せっかくの高級ぶどうなのに残念です。
やはり見た目で分からなくても早めに食べなくてはいけないようです。
また、農家さん的にもシャインマスカットが美味しくない事情があるようで、そのあたりも含めてこの記事では詳しくご紹介していきます。


シャインマスカットなのに美味しくない
シャインマスカットが美味しくないのには大きく分けて2つ理由があります。
シャインマスカットが古い
シャインマスカットが美味しくない最大の理由は「古い」ということが挙げられます。
実はシャインマスカットって古くなってもあまり見た目が変わらないことが多いんです。
巨峰とシャインマスカットを一緒にもらって冷蔵庫に入れておくと、巨峰のほうが見た目では早く傷みます。
でもぶどう農家さんによると、傷むスピードは同じなので見た目がきれいでも早く食べなくてはいけないそうなのです。
そうなるとスーパーで安売りしてたからラッキーと思って買ってきて、3日後くらいに食べたらおいしくない・・・という場合もありえるんですよね。
「スーパーで安売りしている=消費期限がやばい」ということなので、まあまあギリギリのシャインマスカットだっただろうに、見た目では分からないからそこからさらに3日も経ってしまった。
そしてシャインマスカットが美味しくない。
悲しいですがあるあるなんです。
はずれのシャインマスカットだった
ぶどうも生産農家さんによって味が違います。
おいしいぶどうができた畑もあれば、今年ははずれの味になってしまった畑もあります。
ですがほかの果物のように色合いで美味しいか美味しくないかが分かりにくいのがシャインマスカットなのだそうです。
農家さんが見ても分かりにくいそうなので、私たち素人にそれを見分けられるわけがありません。
だって鮮度が悪いことすら気が付かないくらいなのに・・・(笑)
ですので極論を言うと、値段が高いシャインマスカットはおそらく美味しいものが多いです。
安くて手に入りやすいものは、安かろう悪かろうで投げ売りされているもの、農協などが受け入れるための基準に足りなかったもの、と考えると味が美味しくないというのも納得です。
産地直送のマスカットなら当たりなのではないでしょうか?

シャインマスカットは甘いだけ?
シャインマスカットが甘いだけと感じてしまうのには2つの理由があります。
酸味のある果物が好きだから
中にはシャインマスカットは甘いだけでマスカットの香りもなくとても残念な味だ・・・と感じる方もいるようです。
多くの人にシャインマスカットは甘くて食べやすくておいしい!と受け入れられています。
ですが、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」や、岡山の「桃太郎ぶどう(晴王)」など、他の白ぶどうの味を知っている人は、シャインマスカットは甘いだけでマスカットじゃない!と思う方もいます。
たしかにシャインマスカットは最近の流行の
酸味がなくて糖度が高い
ぶどうとして開発されました。
どんどん酸味が少なくて甘みの強い果物が出回っていく中で、果物らしい酸味のあるさっぱりとした味を求めている人がいるのも事実です。
シャインマスカットが古い
シャインマスカットが古くなると香りが抜けて味だけ残ってしまいます。
またぶどうは収穫後追熟しないと言われていますが、傷んでくると同時に熟したように感じます。
そのさい、香りが抜けて実が柔らかくなって甘いだけのシャインマスカットになってしまったと感じてしまうんです。
はずれのシャインマスカットだった
シャインマスカットは丁寧に育てればとてもおいしいですが、ちょっと欲を出して本来の生産量よりも多く木にならせてしまうと、味が落ちてしまうこともあるそうです。
そんなシャインマスカットは甘いだけで繊細な味がなくなってしまっていることもあります。
ぶどうを育てるプロの農家さんですら、シャインマスカットは見た目だけでは味が落ちているのか分からないようなぶどうだそうなので、私たちが購入した際、はずれの房だった、ということは十分にあり得ます。
シャインマスカットが嫌いな人ってどのくらいいる?
Twitterでシャインマスカットが好きか嫌いかのアンケートを取ってみました。

約200人の方に参加していただけたんですが、約9割の方が好き、1割の方が嫌いと答えてくれました。
でもこれ、実はこのアンケートを見た人は2000人を超えていたんです。
それなのに200票しか入らなかったのはなぜか・・・?
それを考えていると、
- シャインマスカットの味を覚えていない
- シャインマスカットを食べたことがない
- どんなぶどうだったかすら記憶があいまい
というお返事をいただきました。
ということは、みなさん食べたことがあったにしても回数が少なくて味を覚えていない人もいる・・・!
ということのようです。
それだけシャインマスカットに接する機会が少ないから、好きだの嫌いだの言う前に「食べてみたい」という思いが先に来るのかもしれません。
ですから贈り物としてシャインマスカットを贈ったとしても、迷惑だと感じる人はごく一部だと思って良さそうです。
シャインマスカットってなぜ人気なの?
シャインマスカットがここまで人気なったのは、跡取りも少なくぶどうの作付け面積が減ってきて悩んでいたぶどう農家さんたちのマーケティングとシャインマスカットというブランディングの成功だと言われています。
シャインマスカットが生まれるまでは、
- 種がないぶどう
- 皮ごと食べられるぶどう
- 甘くて酸っぱくないぶどう
というのはとても珍しいぶどうでした。
種がないだけでも「種なしなんだって!」と言って母が嬉しそうにしていたのも記憶にあります。
初の種なしぶどうである種無しデラウエアが初出荷されたのは昭和35年、1960年のこと。
それからいろんなぶどうに種なしの処理がされるようになって、技術の向上とともに最近(といってもここ20年くらい)になって大粒のぶどうも種なしになってきたそうです。
また、皮ごと食べられるぶどうというのも珍しかったんです。
皮ごと食べられるぶどうはスーパーなどでみかける外国産のものが多かったんですが、外国産のぶどうはどれも渋いものが多くて好きな人と嫌いな人が分かれます。
それが美味しい味で種もないし大粒で皮も食べられるとあれば、ちょっと食べてみたいなと思いますよね。
さらに酸味も少なくてとても甘いとあれば、酸味の苦手な人=果物が苦手な人でも食べやすいと評判に。
ぶどうは好きだけど皮をむくのが面倒だと思っていた人、種があるのが嫌だと思っていた人、酸っぱいから嫌いと思っていた人がぶどうを食べるようになったんです。
めんどくさい要素がなくなった高級なマスカット。
それがシャインマスカットとして全国に広まっていって、現在のように人気になりました。
ぶどうを食べ比べてみると真実が分かるかも?
シャインマスカットが苦手という方も、本場のシャインマスカットを食べると気持ちが変わるかもしれません。
スーパーで売られているぶどうは管理があいまいだったり、ちょっとお安いものだったりすると味がいまいちなこともあります。
もし良かったらシャインマスカットの本場、長野県のシャインマスカットをお取り寄せしてみませんか?
楽天などのふるさと納税でも、本場のシャインマスカットが購入できますよ。
またシャインマスカットと他2種は、スーパーでは見られない珍しいぶどうです。
どんな果物が届くのか、一度見てみてくださいね。








コメント
コメント一覧 (1件)
マスカット・オブ・アレキサンドリアがマスカットの至高なのでただ甘いだけの香りの弱い緑のブドウっ感じしかしない。